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ケルト社会とハープ

「アイリッシュ・ハープ」という呼び名があるように、アイルランドではハープは古代から広く使われており、現代に至るまでその伝統が続いています。アイルランドには紀元前2世紀頃にケルト人が渡来しました。当時の様子はケルト神話などに描かれています。ケルト人というのは、古代ギリシャ人が西方ヨーロッパに住む異民族を「ケルトイ」と呼んだことに由来し、ケルト語を話す文化集団を指します。ケルト人は統一された政府や政治的支配を持たず、「幻想的で理屈にとらわれない文化」を愛しました。
ケルト人はアイルランド、スコットランド、マン島、ウェールズ、コーンウォール、ブルターニュの6つの地域に分かれ、それぞれで異なるゲール語が話されていました。詩や音楽は豊かな口伝の伝統に根ざしており、ハープはその中核を成していました。
ハープは9世紀(日本では平安時代)にスコットランドで発展し、15世紀(日本では室町時代)には現在の形に進化しました。アイルランドでも12世紀(日本では平安時代末期から鎌倉時代)以降、三角形ハープが普及し、特にワイヤー弦が使用されるようになりました。

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